TSグループ新規事業スペシャルコンテンツー”キミサポテック”を発案した前嶌さんに聞いてみた

TSグループ新規事業・若者の未来を変える “キミサポテック”を発案した前嶌さんに聞いてみた

キミサポテックを発案した前嶌さんに聞いてみた
profile

前嶌 剛

1985年東京都生まれ
10代で社会人となり、24歳の若さで起業。31歳で事業を売却し、大手人材データベース会社を経て2017年にTSグループ入社。若年層向けキャリア教育事業Job∞(エイト)を立ち上げる。ジョブエイトでは、就業経験の浅い若者に向けた就業支援サービス「キミサポ」と未経験からインフラエンジニアを育てる「キミサポTech(テック)」の2つのサービスを展開。現在は、TSグループ初となる社内カンパニー制の事業責任者として、サービスの立案・運営、社員の教育やキャリア形成のサポートを行っている。

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正社員になりたくても❝なれない❞社会の現状を解決したい

非正規社員として働く若者の多くは、「正社員になりたくてもなれない」という悪循環からなかなか抜け出せないでいます。

労働政策研究・研修機構の調査によると、非正規社員に向けて社員教育を実施している企業の数は、正社員と比べて圧倒的に少ないということが分かりました。(図1)また、同機構による若者の就業行動に関する調査では、フリーター期間が1年を過ぎたあたりから、正社員になれる割合が急落してしまうことも明らかになっています。(図2)

生活基盤を強化しようにもできず、自立が困難となっているフリーターの若者たち。
将来への不安は未婚率を上昇させ、人口の減少、ひいては地方衰退といった社会問題へと発展しています。

これらの問題に対し、若者のキャリアパスの創造を起点に解決に導くべくTSグループに参画した前嶌 剛さん。若年層向けの就業支援事業「ジョブエイト」を立ち上げ、2年目でTSグループ初となる社内カンパニー制事業へと推進させました。
そんな前嶌さんに、Jobエイトに込める想いを聞いてみました。

教育訓練の実施状況と正社員になれた割合・フリーター期間別

(図1)出典:独立行政法人 労働政策研究所・研修機構|多様化する就業形態の下での人事戦略と労働者の意識に関する調査:図表54 教育訓練の実施状況
https://www.jil.go.jp/institute/research/documents/025/research025_02.pdf
(図2)出典:独立行政法人 労働政策研究所・研修機構|大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第3回 若者のワークスタイル調査」から―:図表2-23 正社員になれた割合・フリーター期間別
https://www.jil.go.jp/institute/reports/2012/documents/0148.pdf

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    前嶌

    キミサポテックを含め、事業の全体像についてまず教えてください!

    ジョブエイトは就業経験の浅い若者のキャリアを支援する教育事業です。就業経験の浅い若者のキャリア形成を支援する「キミサポ」と、未経験からインフラエンジニアとしてのキャリア形成を支援する「キミサポTech(テック)」の2本柱で運営しています。

    若者のキャリア支援においては、「やりたい道を見つけたい」という若者に対して、まずはTSグループの社員として迎え入れています。このような事業の場合、就業先決定後、求職者の方と派遣契約を結ぶことが多いのですが、当社では契約社員として受け入れています。理由としては、
     ・毎月決まった給与がある安定した生活をまず知ってもらいたい
     ・仕事理解や自己形成をしっかりと行い、自分の意思でキャリアを広げられる状態にまで育成したい
    この2点を大切にしたいからです。

    キミサポの場合は、TSグループから提携企業に派遣し就業いただくとともに、並行してビジネスマナー研修、営業研修、リーダー研修を受けてもらいます。現場での業務と研修を通じてキャリアを形成し、1年後に卒業という形で、そのまま提携企業や他社への転籍(正社員として)を目指します。

    キミサポTech(テック)の場合は、未経験でもエンジニアとしてのキャリアパスが最大限広がるよう、インフラエンジニアの育成に特化しています。インフラエンジニアの基礎をしっかりと固めることで、本人の選択肢が広がるため、長期的なキャリアを形成することができると考えているからです。

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    前嶌

    なぜ若年層に特化しているのでしょうか?

    自分自身、20代はとにかくがむしゃらに仕事をしてきたのですが、そこで結果を残せたことが現在の自信に繋がっていると考えています。現在の若者について考えた際に、若者の離職率は高まる一方で非正規社員を取り巻く環境は決して良いとは言えない状況にあります。そのため、困難にぶつかったらすぐに諦めてしまうなど、挑戦し続けることができる若者が少ないことに危機感を感じました。

    自分がなぜ挑戦し続けられたのかを考えたときに、「尊敬できる方が周りにたくさんいた」「自分を気にかけ、アドバイスしてくれる方がいた」ということに気がつきました。そこで、自分が今まで周りの先輩方からしていただいたように、若者に対して仕事理解やキャリア形成を考える環境を用意してあげたいと考えるようになりました。

    それは世の若者だけでなく、TSグループで働く社員に対しても同じです。

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    メンバーとのMTGの様子

    TSグループはまだまだ可能性を秘めている会社。

    社員一人ひとりがクリエイティブな発想を持ち、キャリア形成ができる、そんな環境づくりをしたいと思っています。結果的に、TSグループがキャリアを形成していくなかでの一つのステップになったとしても、「TSグループで働いて良かった」と感じながら次に進んで欲しいと考えています。

    この会社にいて良かったと社員一人ひとりが思える環境を整えるために、問題点だと感じることはどんなことでも経営陣に伝えています。たとえば、新たな業務効率ツールを見つけたら自分がまず試して、良いと感じたら即導入するようにしています。2017年度は140億円、2018年度は200億円と、6期連続で140%の成長率を誇るTSグループですが、白地の部分があり、可能性はまだまだ広がっているなと感じています。

    私がどんどんビジョンを描き、メンバーのためにポジションや環境を用意していけば、価値観が合う人が集まってきて、人生・仕事、どちらも必ず良い結果が生まれると思っています。これは、私が小さいながらも会社を経営していたのと、色んな経営者の社員に対する考え方をこれでもかというほど聞いてきた経験から学んだことです。

    ※メンバーとのMTGの様子

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    前嶌

    経営経験者から見て、TSグループの魅力とは何だったんですか?

    TSグループでは20を超えるサービスを運営しており、それでいて毎年のように140%の成長をあげています。1年の成長率で140%はまさに驚異的だと思いました。その秘密はインハウスでWeb部門があり、サービスの拡充、改善をすべて社内で完結できていることでPDCAがうまく回っているからです。また、ここ数年で業界での存在感も確立し、社会的にも信用が高い点も非常に魅力的でした。

    “若者の教育をからめた就業支援”をやってみたいという思いは常に持っていたんです。ただそれを行うには生徒の募集から運営、そして拡充・改善をものすごいスピードでPDCAを回していけるだけの基盤がないと実現が難しいというのがありました。なので、“この会社でなら、ずっとやりたかったことが実現できる” と思い、ともに挑む決断をしました。

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    走り出してみて、実際どうですか?

    やりたいと思っていたことを着実に実現できる環境が整っており、それが実現できているため、非常にやりがいを感じています。

    事業の立ち上げ当初は上手くいかないこともありました。そんなときでも経営陣が成功を信じて忍耐強く見守ってくれたことで、徐々に成果が出始めています。今まで正社員としての就業がなく、不安そうな顔をしていた20代の方が、ビジネスマナー研修を一度受講しただけで、考え方がすごく変わった、と言ってくれました。また、通常だと派遣から正社員に切り替わらない業界においても「ぜひウチで!」と就業先からお声がけいただき、正社員への転換に成功しています。

    ありがたいことに、TSグループ初の社内カンパニーとして新宿にオフィスを構えることもできました。新しいオフィスでは、社員がクリエティブな発想ができたり、関係性を構築できるような工夫を随所に凝らしています。

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    前嶌

    前嶌さんの原動力になっているものとは?

    「想い」です。

    若者の未来をトータルにサポートするサービスを提供したいという想い。若者の雇用を創出することで、エンジニア不足と地域活性化に繋げたいという想い。私を信頼し、一緒に働きたいと言ってくれた役員、メンバーのためにもビジョンを成功させたいという強い想い。

    自分だけのためにやっている事業ではないので、絶対に諦めてはいけないと考えています。

最後に、学生へのメッセージをお願いします。

自分の意思を持って行動してもらいたいですね。
社会に出ると自分の意見が否定されることが多くなり、自分が間違っているのではないか、と諦めてしまう人もいます。ですが、一度×にされたものでも頑張って努力すれば◯になります。

私自身、ジョブエイトを始めた当初は結果が振るわない時期が続き、事業の存続すら危ぶまれたこともありました。そんな状況でも、役員陣は事業の成功を信じて社内のリソースを投じてくれました。私も改めて事業方針について考え直し、追加施策を打ったところ結果を出すことができ、社内カンパニー制や新しいオフィスの話も承認を得ることができたと考えています。学生の皆さんも、自分の意見が誰かに否定されたからといってそこで諦めるのではなく、どうやったらそれが◯になるのか、試行錯誤を行うことをオススメします。

私は否定をされて自分の意思に迷いが生じたときは、視座の高い人から意見をもらうようにしています。視座の高い人とはモチベーション(目標)を高く持ち、実際に行動している人のことです。自分自身がどのようなキャリアを描くかも非常に重要ですが、そのためにどのような人間関係を築くかということも大事だな、と思っています。